ぴえぶろの100冊・4

家出のすすめ (角川文庫)

家出のすすめ (角川文庫)

はまぞうの画像↑が竹久夢二じゃないのでがっかりしてますが、気を取り直していってみよー。演劇って一番の総合芸術だと思います。テキストあり、映像あり、芝居あり、音楽あり、美術あり。やろうと思えばなんでもかんでもごった煮出来るのが魅力。他のものに比べて自由度が高い。制約が無い。どこでも劇場になりうるんです。演劇的視点で見ると、世の中のいろんなものが伏線として見られる。一個一個が他を引き立たせてるのね。寺山修司の文章に出会って、文体をただ楽しむだけじゃなくて、韻を楽しんだり、字そのものを楽しんだりできるようになりました。だから寺山修司はやっぱり演劇の人なんだと思うし、「言葉」がむしろ劇場なのかもしれないとも思います。