A級最終日

今日はA級最終日です。http://www.meijinsen.jp/
一斉対局というのは見ている側にとっては一番面白いスタイルのようで、ある意味お祭りの一日です。(マイナビ予選も盛り上がったし!)

個人的にA級最終日といって思い出すのは何年か前の佐藤−藤井戦で、藤井先生が文字通り駒を投げて投了した絵。それ以前から、それ以後も佐藤−藤井というはお互いのロマンを感じる好カードだと思ってます。

あと、対局が終わって、検討人もはけて、むんむんとした空気と散らばった棋譜だけが残る控え室の絵、というのもなんともいえない退廃的な感じがして毎回切なくなります。退廃的というと美しいイメージがありますが、これはただ単に汚いです。男臭いだけです。控え室の棋士棋譜と駒を片付けないのは悪しき慣習だと思っていますが、でも片付けたらそれはそれでつまらない気がします。いずれにしても愛しちゃってるから私の負けです。

今日の特筆は羽生−谷川戦の中継を片上五段・瀬川四段が担当することでしょうか。プロ棋士の中継は史上初です。中継といえば、ちょっと前までは現場が一番面白いなと思ってましたが、最近は十分すぎるほど家で見ていても楽しいです。私は上のサイトの開設当初から会員で、関係者IDをもらった後もずっと500円を払い続けています。そして期待通りに発展していってくれました。これからもどんどん面白くなることでしょう。