ペア将棋選手権のこと

20日のペア将棋選手権に来てくださった皆さん、雨の中ありがとうございました。私は裏で松尾嬢と「指し足りない…」と突然の10秒将棋を繰り広げていましたが、熱戦を堪能された皆さんも観るだけでなくペア将棋指してみたくなったのでは、と思います。4人の読み筋が重なり合って、奥深い棋譜が出来上がりますよね。負けちゃったけど中倉・野島ペアの熱さもよかった!(彰子ちゃん、コートも脱がずにいきなり本取り出して研究始めてるし。「ゆうしょう、ゆうしょう」と鼻息荒かったのじさんの△3二桂も感動でした)。私は急所の局面で手番が回ってくることが多く、洋次さんにただついて行こうという予定が狂ってパニくりながら指していました。洋次さんの良さがあまり引き出せない展開になって残念。手番や展開もペア将棋の戦術として重要だなあと思いました。一方の清水上・石橋ペアは正直全く噛み合わないだろう!しめしめ!と予想していたのですが、フタをあけてみたら息ぴったり。熱い中倉ペアと対照的に、こちらはいい意味で力が抜けてました。「終盤勝負にしましょう」と作戦会議も唯一駒を並べてなかったし。ガミくんは普段から非常に受けが強く、またさっちゃんは大胆な仕掛けで有名ですが(笑)、二人のいいところが出て補い合うという理想形でした。そんな二人に圧勝してしまった加藤・北尾ペアはすごすぎます。北尾さんは最近内容的にもほんと好調が続いてますね。

今回は観戦イベントという形でしたが、皆さんも参加できる企画もいつかやってみたいかも。親子ペアとかも面白そう。あと予算があればもっとショーアップしてみたいなあと思いました。

ところで会場では新商品、布製将棋盤のテスト販売を行いました。これがまた予想以上に売れてびっくり。リネンと様々な模様のコットンを使ったナチュラル素材で、お出かけが楽しくなるこれからの季節にぴったりの商品です。当日は35種類ほど出し、すべて柄が異なるので「どれが好みかな〜?」と見ているだけで楽しい気分。でもこういうの喜ぶのは女性、という固定観念があったのですが、男性がわらわらと商品を選んでいたのがすごくびっくりでした。外人の方も買ってくれて嬉しかったなあ!いっぱいお外で指して下さいね。私も一つ買ってしまいました(写真)。ペンギン柄のポップさが、将棋盤じゃないみたいで新鮮。これから棋譜並べが楽しくなりそう。LPSAでは将棋がもっと楽しめるようになるグッズをいろいろ考えていきたいと思いますので、楽しみにしていてください!