満員電車で思ふこと

名人戦棋譜速報のお仕事で名古屋にいます。実家から通勤してるわけですが普段この時間に電車に乗ることがないのでいろいろ新鮮。つーか座れないのね。当たり前か。女子高生がいっぱい乗ってるけどみな一様に勉強したり「やばいやばいまぢやばい」言ってたり「出ないよね?出るかな?出ないよね?」とループしてたりするんですが試験期間中ですかね。ぴえたんなんか到底相手にされなさそうなギャル風二人連れがΣの計算わかんないんだけど、とか等比数列等差数列とかやってて目眩がしました。俺もやってたよ…めちゃくちゃ、どえらいハマっとった。しかし今見ても何一つ解けそうにないっす。

真っ先に「うわ〜!それまぢその後の人生に全く出てこないからやめたほうがいい。まぢ出たとしても今日の試験だけ」と言いたくなったが、落ち着いて考えるに、あんなに面白かった数学の素晴らしさを全く日常に見いだせないのは何故なんだろうと思った。せいぜい感情の揺れ動きは微分だと思うくらいだ。つまりいいことと悪いことの事象をグラフ化すると、微分というのはグラフの傾きで、悪い状態からいいことがあるとすっごく嬉しいが、その状態が続くとたいして有り難くなくなる。だから悪い状態に落ち込むとすっごく悲しくなるけど、それは一時的なものでしばらくすると微分も緩やかになるから大丈夫と自分を慰めてきた。
しかしこれは数学を使った表現なだけで数学で味わえる楽しさとは違う。私ですらこれだから数学の素晴らしさを伝えるのは難しいんだろーなーと思う。あんなに面白いのにね。とりあえず日めくり数学入試問題があったら買ってみたいかもしれない。