赤たんと新幹線

赤たん連れの旅は貴重な経験をしてるなあと感じます。この夏いろいろ移動したので道中をメモします。
まずは陸の旅ですが、これまで2度ほど実家の愛知に帰省しました。行きと帰りの月齢は5ヶ月、7ヶ月、8ヶ月。月齢が上がる度に疲れの度合いが増します。5ヶ月の頃は初めて見る景色をぽわ〜んと眺めていましたが、8ヶ月にもなると「うおー!!」と興奮状態。1秒たりともじっとしてません。狭い座席の中で暴れ馬を押さえてるような感じです。
移動グッズはベビーカー+スリングです。江東区の家からまずタクシーで東京駅に。八重洲の大丸のベビー休憩室(授乳室)でおむつ換えと授乳をします。そして地下の食品街に行き、まい泉カツサンド(6個入り)を購入するのが重要。この先の苦労もこれでふっとぶというわけです。
ひと息ついてから東京駅へ。各ホーム直通のエレベーターがあるのでそれで上がります。しかしエレベーター付の改札はひとつで、そうでない改札をくぐるとエレベーターに行くまでに何度も階段がありすごい面倒です。
ホームについたら自販機でほうじ茶を買います。母乳育児にとってほうじ茶はもっともいいお茶のひとつ(緑茶は適しません)。ほうじ茶があるのは変わってますが、母さんにとってはありがたい。JR優秀!を叫びたいところ。
座席は11号車を指定します。「ひかり」「のぞみ」は個室が無くなり、代わりに「多目的室」というのが11号車に隣接しています。身障者が使用するときは貸切になってしまうのですが、授乳やおむつ換えなど、多目的に利用できる個室です。また11号車の隣接トイレにはおむつ交換台があります。
実際は、普段1秒でおっぱいポロリしていると、わざわざ乗務員を探して鍵をあけてもらい、終わったらまた乗務員に連絡という一連の流れがかったるくて1度しか利用しませんでした。でも11号車は上記の理由で子連れが多いので、気が楽だという利点も。私はさらに一番後ろの席を予約して、座席とドアの間の隙間にベビーカーを置いています。
ただこのスペースは座席を指定した人専用のものではないので、たまに埋まってることも。こないだ乗り込んだら広げたベビーカーに寝せられた赤ん坊と出くわしてかなりびっくり。停車時間短いので慌てました。幸い反対側が空いていてそこに収めることが出来ました。
授乳はスリングで目隠ししつつ、座席で普通に行います。ただ8ヶ月になったときは横抱きが狭くてキツかった。ひじ掛けを上に上げて、体を斜め横にしてあげました。おっぱいで眠りにつかせた後はそのままの姿勢を保たなければいけないので疲れます。しかしそれでもカツサンドだけは食べます。
座席がすいているときはこれらの行程も楽勝なので、土日の移動は避けたほうがいいと思いました。中には余裕をもって赤ちゃん用に2席予約する人もいるみたいです。
先日は後ろの隙間に居る赤ちゃんの母親(通路側)、お婆ちゃんと思われる人、私(窓側)という3人並びで名古屋→東京間を乗車しました。ベビーカーで眠らせてる間、母ちゃんはけだるい感じで携帯をいじくり、婆さんは何故かナンクロに夢中。なんというか、育児してる感が無い……こっちはロデオ押さえてんのにちくしょー余裕だなあ、赤ちゃん別室に寝かせるアメリカ式ですかね。なんて思ってました。
しかし会話を聞いていると「帰ったらとりあえず役所行かなきゃ」なんて言ってるのでおそらく産後1ヶ月あたりの一番大変な時期。里帰りしてる実家から戻る道中なのでしょう。メールの内容も「ちょっと!網戸無いんだってよ」「網戸ってどうやって取り付けるの?」とリアルです。三島を過ぎるころには「うんち2回したよ。おっぱい飲んでまた出た」とか言っててお疲れ様です。最後は「ミルク吐いた」と首が座ってない赤子を抱いたままマッハで着替えさせてました。
降りてからもまだ移動がありそうだった親子3代。心の中で健闘を祈りました。
一度目は名古屋で降りて東山線に乗り換え藤が丘まで移動してから車。これは5ヶ月だから出来たのかも。二度目は豊橋で降りて高速使って三好町の実家に帰りました。新幹線の前後の移動はなるべく車で楽をしたいというのが結論です。